ツーリングの旅【稚内署編】
前回のつづきです。引っ張ってしまいすみません。
今日のブログも長くなりますので、お付き合いお願いします(^^;
半べそ錯乱状態で警察署まで行ったところからですが。
稚内警察署に血の気の引いた状態で到着し、バックの落し物が
届いてないかを尋ねました。午後6時を過ぎていたので、署内も
人影が少なくひっそりとしていました。かすかな望みに掛けていましたが、
やはり届いてないとのこと(T_T) 警察に茨城から一人で来ていて、
どうしようもない状況を力説するも。そんな事を言われても困ってしまう
警官の方達。この時の状況として、自分としては、せめて苫小牧港まで
戻る燃料代が欲しかったのが一番でした。五千円程度でもあれば、
テント張って野宿すれば帰れると思っていました。多分、人生で一番
お金のありがたさを痛感させられた時だと思います(>_<)
身分証明証も無い。お金も無いで自分がどこから来ている何者かも
人に説明する事が出来ない。やるせない思いにめちゃくちゃ凹みました。
警官にお金を貸して欲しいと言っても決まりで貸せないと言われ。
もっとも、素性の分からない人間にお金を貸すのは、自分でも嫌だなと思いました。
そして、何もかもを諦め落し物の届出書を書いている時、ベテラン警官らしき
人がやってきて、交番に聞いてみたのか?と担当の警官の方に聞いてくれました。
もしかしたら、この時わずかな光が差しました。そして、交番に問合せしてくれると。
なんとなんと!!届いてるとの事。キターーーーー!!(ToT)/~~~
地獄から天国に一気に昇天しました。現金は、諦めていましたが。なんと何も
無くなる事無く、自分の手に戻ってきました。届けてくれた方に出来る限りの
お礼をしたかったのですが。匿名でお礼の受け取り拒否とのこと。
届けてくれた方に感謝と申し訳ない気持ち、取り乱した自分を相手にしてくれた
警官の方達にご迷惑を掛けてしまったという罪悪感。色々な感情が入交って
いました。そうして、無事に手元に戻ってきた訳ですが。安心したとたんにドッと
疲れが押し寄せ。フラフラになってテントに戻り。泥のように眠りました。
この日の出来事は、憧れの北海道のオロロンラインを走った感動から。
人生初の財布紛失、稚内から帰れない事件という出来事を味わい。
生涯忘れることの出来ないとてもとても濃い一日になりました((+_+))
とにもかくにもこうして、何とか残りの2日間旅を続けられることになりました!
稚内港この目の前でバックを落としました…。
この景色を一生忘れる事は無いと思います(*_*;笑
今日もだらだらと長いブログにお付き合いありがとうございました。
自分でも着地点が分からなくなりつつありますが。笑
最後まで旅のレポートを書き綴りたいと思います。
プラスデザイン
鈴木
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